
紛争の内容
ご相談者の方は、不貞慰謝料請求として弁護士から通知が届いたことで、その対応についてご相談にお越しいただきました。
弁護士からの通知内容自体は、事実であり不貞慰謝料を支払う意向はあるが、金額が適切か、またどうやった対応をしたらよいかということでお悩みでした。
そこで、当事務所でご依頼を受けて対応に当たることとなりました。
交渉・調停・訴訟等の経過
相手方の主張する事実関係は、おおむねこちらも認めるところでしたので、金額についてどのように決定をするかが問題となりました。
類似の裁判例などを参考にし、さらに慰謝料の減額事由なども主張して金額についての交渉を行いました。
ご依頼者の方は、どうしても多額の支出を一括で行うことが難しいとのことでしたので、分割での支払いについての交渉も行いました。
本事例の結末
結果として、裁判例に照らしても適切な金額で、ご依頼者の方にもご納得いただける金額で和解をすることができました。
また、支払い方法も5回の分割で支払うことができたので、こちらの主張がおおむね認められるかたちで、裁判外での和解をすることができました。
本事例に学ぶこと
不貞慰謝料請求を受けた際、請求を受けた金額が必ずしも適切な金額であるとは限りません。
裁判になった場合、どのような金額になるかは個別具体的な事情によって千差万別ですし、その事案ごとに適した主張をして、適切な金額を模索することが大切です。
また、金額だけでなく、支払い方法なども重要な問題となります。
慰謝料請求について、適切な解決を図るために、こういった問題でお悩みの方は、ぜひ一度弁護士へご相談ください。
弁護士 吉田 竜二
弁護士 遠藤 吏恭